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保湿成分としてよく耳にするヘパリン類似物質とセラミド。
どちらも良い保湿成分ですが、どちらを使ったら良いか悩まれる方も多いのではないでしょうか?
私も40歳を超えたぐらいからより乾燥を感じるようになり、季節や環境による肌の変化に応じて保湿剤の種類や形状を使い分けています。
ヘパリン類似物質は医薬品と化粧品で配合量が違います。
医薬品
ヘパリン類似物質を0.3%配合
化粧品
ヘパリン類似物質0.3%未満
セラミドは医薬品はありません。
セラミドはバリア機能を高めるために必要な成分です。
肌から水分が出ていくのを防ぐ
⇒乾燥を防ぎバリア機能を高める
ではヘパリン類似物質とセラミドどのように選んだらよいでしょうか?
ヘパリン類似物質の医薬品は治療薬になり、市販の化粧品では乾燥が改善しないような方におすすめです。
セラミドは肌にある重要な保湿成分です。
年齢とともに減少していくと言われています。
40代以上の方は日々のスキンケアで積極的に補ってください。
詳しく解説していきます。
ヘパリン類似物質の効果
ヘパリン類似物質には2つの効果があります。
- 血行促進
血液の固まるのを防ぐ働きがある - 皮膚の保湿
水を溜め込みやすい性質がある
医薬品と化粧品の違いをみていきます。
医薬品
ヘパリン類似物質が0.3%配合されているもので乾燥肌治療薬になります。
乾燥がひどいときに使用します。
まれに副作用で血流促進効果で顔が赤くなる、かゆくなる方もいらっしゃるようです。
化粧品
ヘパリン類似物質0.3%以下のもので医薬部外品になります。
乾燥に効果があるように作られていますが、配合量は医薬品に劣ります。
しかしその他の保湿成分や消炎効果のある成分、美容効果のあるものが配合され化粧品として効果を高めてある商品もあります。
医薬品のヘパリン類似物質の種類と選び方
油分の多いものから軟膏>クリーム>乳液>化粧水、フォーム です。
油分が多いものが保湿力は高くなります。
種類
軟膏
保湿力が高い。
部分的に使用するのがおすすめ。
重く伸びが悪い。
べたつく。
クリーム
軟膏には劣るが保湿力がある。
やわらかく比較的伸ばしやすい。
メイク前には使いにくい。
乳液
伸びがよく、肌にもなじむため使いやすい。
メイク前の顔にも使いやすい。
軟膏やクリームより保湿力は劣る。
化粧水・フォーム
さっぱりしている。
使用後もさらっとしている。
保湿力は劣る。
肌の状態や使い勝手によって使い分ける
軟膏・クリームは保湿力はありますが、テクスチャーが重めため全身に伸ばすのは大変です。
⇒膝や肘、目元や口元など乾燥を感じるところに部分使い
乳液はほどよい保湿力と伸びの良さが特徴です。
⇒全身・全顔、メイク前にも使いやすい
化粧水・フォームはみずみずしく、さっぱりと使用できます。
⇒全身・全顔、スプレータイプであれば背中も使いやすい
セラミドの効果
セラミドを詳しくみていきましょう。
バリア機能を高め、肌荒れを防ぐ
肌にある重要な保湿成分です。
セラミドで満たされた肌(保湿された肌)は、外部刺激に強く肌荒れしにくくなります。
セラミドは年齢とともに減っていくとも言われています。
積極的に補いましょう。
ヒト型セラミドを選びましょう
セラミドには種類がありますが、一番効果的なのはヒト型セラミドです。
ヒト型セラミドにも種類はありますが、代表的なものの効果をみていきましょう。
ヘパリン類似物質とセラミドの使い分け
どのように使い分けたらよいでしょう。
乾燥がひどいとき
医薬品のヘパリン類似物質
かさつきがひどく、どの化粧品も刺激になりそうであるならば医薬品であるヘパリン類似物質をおすすめ
乾燥予防として毎日のスキンケアで使用するとき
化粧品のヘパリン類似物質やセラミド
使用してみて調子が良ければどちらを使用しても良い
セラミドは加齢で減少する
40代以上の方や乾燥肌の方はセラミドが不足している可能性があるので積極的に補う
まとめ
ヘパリン類似物質とセラミドはどちらを選んだらよいか。
乾燥がひどいとき
ヘパリン類似物質が0.3%配合されている医薬品
毎日のスキンケアで保湿として使用
化粧品のヘパリン類似物質、セラミド
化粧品の保湿は乾燥予防になります。
セラミドは肌の保水に必要な成分なので、日々のスキンケアで取り入れたい成分です。
治療が必要な乾燥はヘパリン類似物質の医薬品を使用し、改善してから化粧品を使用するようにしましょう。
2つを併用しても良いか?
⇒ヘパリン類似物質とセラミドは併用しても問題ありません。
化粧品のヘパリン類似物質の商品には、セラミドが加えてあるものもあります。
ただ乾燥の治療にヘパリン類似物質を使用されている方は、できるだけシンプルなケアを心がけてください。
ヒト型セラミドの配合おすすめスキンケアブランドもチェックしてみてくださいね。
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